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デザインの思想へと向かう道の途中で

自己紹介をしようと思い、自分自身について考えています。ところがこれが思ったよりも難しい。僕が自分について理解するにはもう少し時間が必要なようです。しかし、その思考のプロセスにおいて気付いたことがあります。

僕は(ある意味心外なのですが)作り込みが執拗だ、とよく言われます。もちろん自分としては完成度はまだまだ理想に届かないことが多いと思っているのですが、その磨き込みのしつこさは認めざるを得ません。(まわりには御迷惑をかけております。ほんと、すいません。)

その磨き込みをなぜ行うのか、その欲求の源泉とはなにか。どうして僕は創るのか。それを知る手がかりは自分が仕事に対して一貫してとりつづけている共通項にあるのではないか。それはおそらく「素直さ」という言葉で表現できるものかもしれない。そう思うに至りました。

素直な発想。素直な素材。素直な加工。素直な構造。素直な組立。素直な機能。素直な使用経験。シンプルで素直な存在理由が常に在り続けること。ここに居てもいいという素直な安心感。そうして磨かれた結果という強さを持ってオートマチックに生まれた、素直な美。

アイデアの発案から膨大なスタディを経て、素材のリサーチや工場の技術検討、基本設計、そしてそれらを再びアイデアへと戻して新たなスタディへと繰り返すサイクル。僕はそのサイクルの繰り返しを何度も重ねてデザインを磨き込んでいます。この循環は止まることなく続いていて膨大な経験情報となり僕の中にストックされ熟成されています。つねに新しい経験によって熟成され、醗酵し、忘却と言う濾過を経て、シンプルで素直なデザインへと昇華されていく無限のループ。そして時折、この循環のなかから製品化へとスピンアウトしていくものもあります。この製品化の経験がまた新たなアイデアへと還ってきているのです。

このような、現場での経験から得られた生きた知識から生まれる素直なデザイン。きっとそれが僕の理想のスタイルなんだろうな、と思考のプロセスの途中において気付きました。
(まだ道の途中なので理想と現実がまざった表現になっています)

この僕のデザインのサイクルはまだまだ始まったばかりです。デザインの素直さはおそろしく奥が深く、磨きがいがありそうです。これは苦しいのですがとても楽しい仕事です。


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